フェスに出店する方法とは?出店資格や出店料について解説

フェスに出店することで実店舗の売上アップや知名度アップにつながるメリットがあります。しかし、どのようにしてフェスに出店すればよいかわからない方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、フェスに出店する方法や必要な資格、出店料について解説します。また、出店を成功させるコツもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

フェスに出店する方法とは?

フェスに出店するには、主催者に参加申し込みを行う必要があります。申し込みはフェス公式サイトの出店者募集ページや、SNSで連絡、メールなどフェスによってさまざまです。また、出店には応募条件や審査が必要な場合もあるため、よく確認しておきましょう。

フェスの出店に必要な資格

フェスの出店には特定の資格が必要とされる場合があるため注意しましょう。どのような資格が必要とされるかはフェスによって異なりますが、多くの場合は以下2つの資格が求められます。

食品営業許可証

食品営業許可証は飲食店や屋台、フェス出店など、食品を提供する事業者が食品衛生に適切な管理を行っていることを証明するための許可証です。管轄の保健所に申請を行い、検査に合格した場合に発行されます。

フェスが実施される自治体によって、必要な営業許可や許可取得のための設備が異なるため参加するフェス主催者や管轄自治体の保健所に提供可能食品の事前確認を行いましょう。

食品衛生責任者

食品衛生責任者は、食品を提供する事業者のなかで食品衛生管理の責任を担う立場の人です。飲食店や食品製造の現場には食品衛生責任者を1名以上配置することが義務付けられています。

食品衛生責任者になるには、栄養士や調理師などの特定の資格を取得するか、各都道府県が定める講習会を受講する必要があります。

フェスの出店料の支払い方法は主に3パターン

フェスに出店するには出店料を支払うのが一般的です。出店料の支払い方法には以下の3パターンあります。

固定出店料

固定出店料は「1日5,000円」といったように、金額が固定されている支払い方法です。出店料が明確であるため経費予測しやすい点がメリットとして挙げられます。しかし、売上が少なくても固定された出店料を支払う必要があります

変動出店料

変動出店料は「売上に対して出店料20%」といったように、出店料が売上によって変動する支払い方法です。売上が多くなるほど出店料も多くなりますが、売上が少ない場合、出店料が抑えられる点はメリットといえます。

固定出店料+変動出店料

大規模なフェスでは「固定出店料+変動出店料」の支払い方法がよく採用されています。「1日固定1万円+1日の売上20%」といったように出店料は高くなりやすいため、初めて出店する際には注意が必要です。赤字を出さないためには、利益計算を入念に行いましょう。

フェスへの出店は儲かる?出店するメリットとは?

フェスへの出店はビジネスを拡大するチャンスであり、出店するメリットが多くあります。フェスに出店するか悩んでいる場合は、ここでご紹介するメリットを参考に検討してみてください。

売上アップにつながる

フェスに出店するメリットは、実店舗だけでなくイベント出店分の売上が追加で得られることです。珍しいフェスでは「この機会にしか手に入らない特別な商品を試してみたい」「限定メニューを楽しみたい」といった心理が働きやすくなります。

この希少性への欲求が、顧客に購買意欲を起こさせ、想定以上の売上になる場合があります。

お店やブランドの知名度が上がる

フェスへの出店はその日の売上アップにつながるだけでなく、将来的な実店舗の売上にも影響します。フェスには幅広い年齢層や趣味・嗜好を持つ人々が参加します。そのため通常の販売チャネルでは届かないような新たなターゲット層にもアプローチすることが可能です。

また、フェスには多くのメディアやSNSを通じて報道されることがあるため、お店やブランドの知名度アップにも期待ができます。フェスへの出店で認知度や顧客満足度が高まれば、実店舗の来客数も上がるでしょう。

他店の情報収集になる

フェスには同じ業種の他社も出店することがあります。競合他社の出店ブースを訪れることで、彼らの商品やサービス、プロモーション方法などの情報収集が可能です。競合他社の動向を把握することで、自社の戦略やアプローチを見直す参考になるでしょう。

また、ほかの出店者との交流や協力関係の構築によって、新しいビジネスのアイディアや提携の可能性が生まれることもあります。

フェスへ出店するデメリット

フェスへの出店には少なからずデメリットもあります。フェスに出店する際は、ここでご紹介するデメリットも押さえておきましょう。

出店費用がかかる

フェスへの出店には出店料やブースのレンタル料、電気使用料などの出店費用が必要です。特に大型のフェスや人気のイベントでは、出店費用が高額になることも少なくありません。事前に出店費用を含むコストを把握し、予算を立てて計画を立てることが重要です。

売上の予測が難しい

フェスは多くの来場者が訪れるイベントであり、一定数の集客が期待されますが、具体的な来場者数や来客の嗜好が予測しづらいため、売上の予測も難しいといえます。同じような商品やサービスを提供する出店者が多い場合、競合が激化し、売上が分散する可能性があるでしょう。

また、フェスは屋外で行われることが多く、天候が悪い場合や予定のイベントが中止された場合、売上が予測通りにならないことがあります。特に初めてフェスに出店するのであれば、売上の予測は困難でしょう。出店を検討する際には、慎重な計画とリスクマネジメントを行うことが重要です。

フェスへの出店を成功させるコツ

フェスは多くの来場者が集まるイベントであり、多くの出店者が参加します。競争が激しいため、出店を成功させるには慎重な計画と努力が必要です。ここでは、フェス出店を成功させるコツをご紹介します。

イベントの情報を入念に集める

出店するフェスが初めての場合は特に情報収集が重要です。まずは、開催されるフェスの特性を理解しましょう。フェスのテーマやコンセプト、予想される来場者の層などを把握し、自社の商品がどれくらいフィットするかを判断します。

また、出店スペースの広さや場所などの詳細な情報も出店プランを立てるために重要です。フェスの主催者に問い合わせたり、実際に足を運んだりしてイメージを膨らませてみてください。初めてのフェスで不安な場合は、一度お客様の立場で足を運んでから出店を決めるのもよいでしょう。

ブースの装飾にこだわる

ブースの装飾にこだわることで、来場者に強い印象を与え、自社の商品やサービスをアピールできます。独創的で魅力的な装飾を施せば、ほかの出店者と差別化を図れるでしょう。

具体的には目立つ看板やポスター、横断幕などを用意し、来場者の注意を引くようにしてみてください。お祭りの屋台のように、一目で何を販売しているか分かるようにするとよいでしょう。

まとめ

フェスに出店するには、まず、フェスの公式サイトに掲載されている出店募集ページから申し込みを行う必要があります。フェスによっては必要な資格や審査があるため、応募条件をよく確認しておきましょう。

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