イベントで飲食・物販を提供する際の出店料の相場は?出店を成功させるコツ

イベントで飲食や物販を提供するあたり、出店料がかかります。出店料もイベントによってさまざまであるため、イベント出店で利益を出すためにも出店料の相場を知っておくことが大切です。

この記事では、イベントで飲食や物販を出店する際の出店料の相場について解説します。また、イベント出店を成功させるコツもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

イベントで飲食・物販を提供する際の出店料の相場はいくら

イベントにて飲食や物販を出店するにあたり、出店料の支払い方法として「固定出店料」「変動出店料」「固定出店料+変動出店料」の3つがあります。それぞれで出店料は大きく異なるため、イベント出店の際には注意が必要です。ここでは、支払い方法ごとのイベント出店料の相場をご紹介します。

固定出店料の場合は数千円〜数万円

固定出店料は「1日1万円」といったように、イベント出店に必要な金額が固定で決められています。イベント主催者が事前に料金を設定するため、売れた金額や出店品目などで料金が変動することはありません。

固定出店料はイベント会場のスペースの使用権、電力供給、ブースの設営など、基本的なサービスや設備の提供に対する費用が含まれている場合があります。

固定出店料は商品が売れるほどお得な支払い方法です。一方で商品が売れなければ「売上よりも固定出店料のほうが多くかかった」というケースもあるでしょう。

固定出店料の相場は数千円〜数万円と、イベントの規模によって金額の幅が大きく異なり、大きいイベントほど固定出店料は大きい傾向にあります。

変動出店料の場合は売上の15〜20%程度

出店者が実際の出店内容や売り上げに応じて支払う料金が変動するのが変動出店料です。固定出店料とは異なり、変動出店料は特定の条件や成果に基づいて料金が変動する特徴を持っています。

すなわち売上が大きいほど出店料は大きくなりますが、売上が少ない場合には出店料も少なくなるため、出店者にとってリスクの少ない料金システムといえるでしょう。

変動出店料の相場は売上の15〜20%程度です。仮に売上が10万円で変動出店料が20%と設定されていた場合、変動出店料は2万円となります。

なかには「固定+変動」もある

規模の大きいイベントでは、「固定出店料+変動出店料」の支払い方法を取り入れているケースもあります。例えば、「固定で1万円+売上に応じて20%」といったように設定されています。出店して売上が伸びなかった場合には、大きな赤字となる可能性がある点に注意が必要です。

イベントで飲食・物販を提供する際の出店料の相場が変動する要素

出店料はイベントによって異なり、特定の条件下で料金が変動することがあります。ここでは、イベントで飲食・物販を提供する際の出店料が変動する要素をご紹介します

規模の大きさ

イベントの規模が大きい場合、多くの来場者や集客力が期待されるため出店者も多くの収益に期待できます。そのため、規模の大きなイベントへの出店料は高めに設定されるケースがほとんどです。

初めてイベント出店するのであれば、まずは規模の小さいイベントに出店して、どのくらい売上が見込めるのかデータを取ると良いでしょう。

出店品目

出店者がイベントで販売する商品によって金額が変わるケースがあります。例えば、「グッズの販売は固定5,000円」「食べ物・お酒の販売は固定5,000円+売上の10%」などです。

イベントのコンセプトやテーマに合った商品を販売する場合、料金が優遇されることがあります。また競合他社が少ないジャンルの出店料も、他のジャンルに比べて低めに設定される場合があります。

出店形態(テントorキッチンカー)

イベントの出店形態で代表的なのは、テント(ブース)出店か移動可能な販売車両であるキッチンカー出店が挙げられます。一般的に出店料が高いとされるのはキッチンカーです。

しかし、出店形態それぞれでメリット・デメリットがあるため、出店形態を選ぶ際は出店料だけでなく総合的な要素で判断することが大事です。

イベントで飲食・物販を提供する際の出店料以外にかかる費用

イベントによっては出店料以外にも費用が発生する場合があります。ここでは、イベント出店料以外にかかる費用をご紹介します。

テーブルやイスなどの道具のレンタル料

イベント出店でテーブルやイスなどの道具をレンタルした場合は、その費用が発生する場合があります。

例えば、出店ブースで商品や資料を展示するために使用するテーブル、出店者や来場者が座ってくつろぐためのイス、出店ブースの照明を確保するための照明機材などのレンタル料です。これらのレンタル料は出店の規模や必要な数量、レンタル期間によって異なります。

電気の使用料

キッチンカーやテント内で調理を行う場合には電気を使用することが多いでしょう。その際に、電気の使用料を支払う場合があります。電気使用料もイベントによって異なりますが、500円〜2,000円程度かかります。

イベントで飲食・物販の出店を成功させる4つのコツ

イベントにおける飲食・物販の出店には費用がかかるため、入念な準備をして臨むことが大切です。ここでご紹介する4つのコツを押さえてイベント出店を成功させましょう。

イベントの情報収集を徹底する

初めて出店するイベントの場合は、イベントの情報収集を入念に行いましょう。まずはイベントのテーマや目的、ターゲット層を把握することが大切です。イベントがどのようなコンセプトで開催されるのかを理解し、出店の相性やニーズを考慮して準備を進めてみてください。

また、イベント主催者ともコミュニケーションを密にし、イベントの出店条件やルール、ブースの配置などを確認しましょう。可能であれば出店場所に一度訪れるのもおすすめです。

イベントに関連するSNSやサイトをチェックしたり、競合他社の参加状況を把握したりすることも戦略を練るために欠かせません。

出店料に対してどのくらい売上が必要か計算する

イベント出店の成功には、出店料に対して適切な売上目標を設定し、販売戦略を練ることが重要です。目標利益を達成できるように商品の価格設定や販売方法を考慮し、効果的な出店活動を行うことで、出店を成功させることができます。

まずは、出店にかかる費用(出店料、テーブル・イスなどのレンタル料、材料費・人件費など)と目標利益を設定しましょう。目標利益は出店にかかる費用をカバーし、さらに利益を得るための目標金額です。例えば、出店にかかる費用が5万円で、目標利益を2万円とする場合、目標売上は7万円となります。

ディスプレイにこだわる

ディスプレイは商品やサービスを魅力的に見せる重要な要素です。おしゃれで魅力的なディスプレイはお客様の目を引き、商品やサービスの購買意欲を上げるでしょう。

ディスプレイはシンプルで分かりやすいデザインが効果的です。商品やサービスが一目で理解できるように、無駄な装飾を省いてシンプルにまとめてみてください。

またイベントに合わせたPOPを用意するのも良いでしょう。POPはネット上で無料テンプレートが公開されているので、それを使用するのもおすすめです。

SNSで集客する

SNSは現代の広告や情報発信において非常に効果的なツールであり、若者を中心に多くの人々に対して効率的に情報を発信できるメディアです。SNSで集客する際には、ハッシュタグなどで拡散される仕組みを作ることが大事です。

例えば、オリジナルのハッシュタグを作って参加者やフォロワーに使ってもらうよう促すのも良いでしょう。

まとめ

イベントで飲食・物販を提供する際の出店料の相場は、固定出店料の場合は数千円〜数万円、変動出店料の場合は売上の15〜20%です。またイベントによっては固定出店料+変動出店料の場合もあるため、イベント出店する際はよく確認しましょう。

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