イベントの集客を最大化するポップのデザイン戦略とは?

ポップはイベント出店において、お客様に自社商品をアピールするための重要な広告ツールです。魅力的なデザインのポップを作ることは、イベントの成功に欠かせません。

この記事ではポップ作成における基礎知識から、イベントの集客を最大化するポップのデザイン戦略について解説します。イベントを成功させるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

イベント成功の秘訣はポップのデザイン!?

ポップ(POP)は「Point of Purchase」の略語で、商品やサービスの販売促進を行うために店頭や店舗内で設置される広告やディスプレイを指します。一般的には紙や布、プラスティックボードを用いて作成しています。

ポップの主な役割は、商品名、価格、セールスポイントなどの情報を端的に伝えることや、顧客の購買意欲を高めることです。顧客の注意を引く魅力的なポップに仕上げるためにはデザインを工夫することが重要です

デザインを考える前に!ポップ作成の基本を押さえておこう

まずはポップ作成における基本的な3つのポイントを押さえておきましょう。

ターゲットを明確にする

誰に伝えるメッセージなのか、ポップのターゲットを明確にしてデザインの大枠や方向性を決めることが大切です。年齢や性別、趣味、興味など、ターゲットの情報を細かく設定しましょう。

例えば、ターゲットを子どもに設定した場合、キャラクターを用いたカラフルなデザインが好まれる可能性があります。難しい漢字や英語は使用せず、吹き出しを用いると良いでしょう。

ターゲットが20代女性であれば、流行のカラーや言葉を用いたデザインが好まれる場合があります。

キャッチコピー・訴求ポイントを強く打ち出す

短い言葉やフレーズを用いて商品・サービスの魅力を打ち出すことがポイントです。消費者にとって、その商品やサービスを購入するメリットは何なのか、お客様の目線になって考えてみてください。

ターゲットに響かない商品のメリットを伝えても購入にはつながりません。メリットを多く紹介したい場合でも、できるだけ1つや2つに絞ってキャッチコピーを作成してみましょう。

数字を用いる

数字を用いることで具体性が増し、イメージしやすくなります。「売上No.1」「1,000本突破!」といったフレーズを用いれば顧客の興味を惹けるでしょう。

ただし、数字は具体性が高いゆえにミスがないか十分気をつけてください。商品の値段も同様ですが、数字の桁を一桁でも間違えるとクレームにつながるおそれがあります。

イベント集客率を上げるポップのデザインを作るコツ

ポップのデザインは自由度が高く、センスが求められます。ポップのデザインがイマイチだと顧客に自社商品やサービスの魅力が伝わらないでしょう。ここでは、ポップを魅力的に仕上げるためのデザインで大事なこと、アイデアについて解説します。

テーマを決める

ポップのテーマを決めることでデザインの方向性が明らかになり、使うフォントや色も決めやすくなります。

例えば、和をテーマにした場合、毛筆のフォントを用いれば、渋い印象を与えられるでしょう。

また、季節をテーマにするのもおすすめです。例えば、「クリスマス」をテーマにしたデザインを作成する場合、赤や白、緑などの色を使うと良いでしょう。

テーマを決める際は、「お店に合っているか」「イベントに合っているか」「ターゲットが好むか」といった点を考慮してみてください。

伝えたい情報の優先順位をつける

商品やサービスの魅力を多く伝えたい場合でも、すべてを記載するのは効果的ではありません。情報量が多いと一番伝えたい部分が伝わりにくくなります。伝えたい情報を紙に箇条書きで記載し、それぞれに優先順位をつけて整理してみてください。

目立つ色・フォントを使う

強調したいフレーズ、キャッチコピーには目立つ色やフォントを使いましょう。フォントでよく用いられるのは「ゴシック体」「明朝体」の2つが挙げられます。

ゴシック体は視認性が高く、子どもでも読みやすい点が特徴です。明朝体は可読性が高いことから新聞や教科書でもよく用いられています。

こういった基本的なフォントを用いつつ、強調したい部分には特徴的なフォントを用いることでメリハリが生まれます。伝えたいメッセージはサイズを大きくするのもおすすめです。

色についても、背景と対照的な色や視認性の高い色(赤や青など)を用いると、より強調したい部分を目立たせられるでしょう。

写真やイラストを入れる

写真やイラストを入れることで具体性が増すうえに、見やすくキャッチーになります。商品の写真やイラストが入っていることで、遠くからポップを見たときにも何の商品かが一目で分かるでしょう。特に子どもをターゲットにした商品の場合は、文字だけだと伝わらない場合があります。

ただし、写真・イラストを入れる際は、多用しないように注意が必要です。多用するとごちゃごちゃして余計に伝わりにくくなります。

余白を有効活用する

余白を有効活用することで、見やすさや上品さがアップします。情報がびっしりと記載されたポップは見にくい印象を受けるでしょう。無駄な情報は省き、適度に余白を作ることによって、シンプルで見やすくなります。

とはいえ、余白が多すぎると物足りない印象を与えてしまう場合もあるため、バランスが大事です。

配色の黄金比「70:25:5」を取り入れる

配色には「ベース:70」「メイン:25」「アクセント:5」の黄金比があります。この配色比率に従うことで、デザイン初心者でも視認性がよく見やすいポップを作ることが可能です。

ベースは下地として使用する色を指し、ポップでは背景が該当します。ぱっと見の印象を左右する重要な色であるため、慎重に決めましょう。例えば、赤や黒を用いれば力強くインパクトがあります。ベージュやピンクを用いれば、柔らかい印象を与えられるでしょう。

メインは配色の中心となる色です。ポップの全体を印象づける色となるため、下地に合わせてメインコピーや訴求したい部分に使用すると良いでしょう。アクセントはメリハリをつけるために使用する色で、目立たせたい部分やコピーなどに使うのがおすすめです。

吹き出しを活用する

ただ単純に文章を書き出すよりも、吹き出しを使うことでリズム感が良くなったりメッセージ性が高まったりします。

キャラクターに吹き出しを加えれば、漫画みたいに喋っているかのような印象を与えられるので、親近感をもたらせるでしょう。お客様に伝えたいことがあれば、吹き出しをうまく活用してみてください。

まとめ

魅力的なポップを作成することで、商品・サービスの素晴らしさやメリットをお客様に伝えられます。ポップのデザインには隅々までこだわって作成してみてください。

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