イベント什器は何を基準に選ぶべき?イベント什器の種類と選び方・注意点を紹介

什器(じゅうき)とは、イベント出店時に商品を陳列する際に使われる棚や台などの総称です。

イベントで商品を魅力的に見せるには、什器の特徴を押さえたうえで選ぶ必要があります。

今回は、イベントに出店する際に活用できる什器の種類や選ぶときのポイントを紹介します。これから、雑貨やアパレル販売のイベント出店を考えている人は必見です。

イベントで活用可能な什器の種類

什器とひとことでいっても、その種類はさまざまです。たくさんある什器の中から、イベント出店で活用しやすい什器を4種類、ピックアップして紹介します。

アイランド什器

複数の机を組み合わせて作られた、使い勝手の良い什器です。高低差が良いアクセントとなり、おしゃれに商品を陳列できます。

テーブルタイプやステージタイプ、ウッドシェルフなどラインナップも豊富です。木製やスチール製のように素材もさまざまなものから選べ、アパレル商品や雑貨の陳列に向いています。

ポール什器

複数のポールを連結して使用するタイプで、柔軟性が高い什器です。ポールの組み合わせ次第で、さまざまな形でディスプレイできます。

スチール製のポールを使用し組み合わせるので、耐荷重も高く頑丈であることも大きな特徴です。棚の設置だけでなく、ポールをそのままハンガー掛けにすることもできるため、畳んでディスプレイしにくいコートのようなアパレル商品にもおすすめできます。

ハンガー什器

ハンガー什器は、その名の通りハンガーの陳列に特化した什器です。服やバッグを掛けて展示するタイプはもちろん、ハンガーディスプレイタイプは、売り場のちょっとしたスペースにも設置できる特徴があります。

ディスプレイフックで商品を吊るして陳列しておくと、省スペースでも商品を手に取ってもらいやすくなったり、興味を持ってもらったりすることが可能です。

卓上什器

卓上什器は大掛かりな什器ではなく、棚の上に置いて商品の陳列をサポートする役割を持っています。

例えば、同じカウンターに置かれている商品の中でも、とくに注目してほしい商品を卓上什器に置くことで他商品との差別化を図り、注目されやすくなるのです。

卓上什器の種類には、アクセサリーを置くアクリルディスプレイや、財布を立てて立体的に見せることができる財布立てなどがあります。

雑貨やアパレルの販売で陳列のアクセントとして活用し、商品の訴求力を高めるのに効果的です。

イベント什器を選ぶときの3つのポイント

什器には、さまざまな種類があり、その中でもイベント出店で活用しやすい什器を紹介しました。ここからは、さらに深堀して、イベント什器を選ぶ際の3つのポイントを紹介します。

簡単に移動させられるか

イベント什器を選ぶ際は、簡単に移動させられるものを選ぶのがおすすめです。移動しやすい什器を選べば、気軽にレイアウトの変更ができるようになります。

さらに、作りが複雑で組み立てが難しかったり、時間がかかったりする什器も避けたほうが無難です。

イベント出店では、一定期間のみの販売になるため、組み立てや解体が簡単なものを選んでおくとブースの設置と撤去で困ることがなくなります。

これらの理由から、できれば1〜2人で簡単に移動できて、組み立て・解体がしやすい什器を選ぶのがおすすめです。イベント出店時の従業員数も考慮しながら選ぶようにしましょう。

商品の魅力を引き出せるか

イベント什器には、さまざまなデザインや素材があります。一見おしゃれに見える什器でも、商品とマッチしなければ、場の雰囲気はもちろん、商品のコンセプトも薄れてしまいかねません。

あくまでも、什器は商品の魅力を引き出させる存在ということを念頭に置いて、慎重にデザインや素材を選びましょう。 出店する場所の雰囲気はもちろん、商品イメージを損なわない什器を選ぶのがおすすめです。什器が商品よりも目立つ存在にならないように、気をつけましょう。

耐荷重・安全性に優れているか

販売されている什器は、頑丈に作られているものばかりではありません。特に、什器に費用をかけず安く済ませたいと考えている場合や重量のある商品を陳列する場合は、安全性に注意が必要です。

商品の魅力を引き出しながら美しい商品の陳列ができる什器でも、途中で壊れたり商品が落ちたりするような什器では、ケガや事故につながります。

什器を選ぶ際は、価格や見た目だけで判断せず、耐荷重や安全性の高さもチェックしておきましょう。

転倒防止の仕組みや商品の落下を防ぐストッパーが付いているものなど、安全性が考慮された什器を選ぶのがおすすめです。

イベント什器を準備するならレンタルがおすすめ

イベント什器は、購入するものと思い込んでいる人も多いのではないでしょうか。実は、レンタルすることもできます。ここからは、イベント什器をレンタルで準備するのがおすすめの理由を3つ紹介します。

準備費用を抑えることができる

イベント什器を全部購入して揃えるとなると、規模にもよりますが、かなり大きな費用がかかります。

価格を抑えた什器も販売されていますが、商品の魅力を引き出す什器やコンセプトに合った什器を選ぼうとすると、想像以上に初期費用がかかってしまうのです。

レンタルなら、購入するよりも大幅に初期費用を抑えられます。できるだけ初期費用をかけずに什器を用意したい人におすすめです。

保管・メンテナンスの手間を省ける

什器を購入した場合は、イベント終了後の保管やメンテナンスまで、すべて自社で行う必要があります。大型の什器となれば、いくらバラしてもそれなりの保管スペースが必要です。

保管スペース確保のために、倉庫やレンタルスペースを借りることも可能ですが、保管のための費用がかさんでしまいます。

什器をレンタルした場合は、設置から撤去、廃棄まで業者が行ってくれることもあります。運用の手間もかからず、修繕や保管の心配もせずに済みます。このような理由から、イベントへの出店も気軽にできるようになるでしょう。

イベントに応じたデザインを選べる

出店するイベントによって、会場の雰囲気は異なります。場の雰囲気に馴染んだ什器を選ぶ必要がありますが、什器を購入するとなるとイベントごとに什器の準備が必要です。

また、イベントの規模によっては什器の種類や数量が異なる場合もあるでしょう。レンタルなら、業者が得意とするテイストや雰囲気を見比べて、その都度選ぶことが可能です。 効率的にイベント什器を選択することができますし、ムダもなく気軽にイベントへ出店できるようになります。

イベント什器をレンタルする場合の注意点

イベント什器をレンタルする際には、次のような点に注意しましょう。

事前にレンタル会社のサービス内容を確認しておく

レンタル会社によって細かなサービス内容は異なります。イベントや展示会の設営なども行ってくれる場合もあれば、什器のレンタルのみの場合もあるでしょう。レンタル会社によっては専門家のアドバイスも受けられます。

レンタルのみの場合には、自分で会場の設営をしなければなりません。そのため、レンタル会社のサービス内容によって、自分が行う作業量が変わってきます。事前に作業時間や工程などを考慮して計画を立てている場合には、計画通りにいかなくなる可能性もあります。

レンタル会社のサービス内容は、利用前に具体的に確認しておきましょう。

配送と料金の確認をしておく

什器の配送についても確認しておく必要があります。特に大事なのは配送時間の融通が利くかどうかです。

レンタル業者によっては、特定の時間帯にしか配送できないこともあるため注意しましょう。早朝や夜間に搬入できるかどうかで、作業工程の計画が変わってきます。

また、早朝や夜間に搬入を依頼すると特別料金がかかるケースも多いです。その場合には、特別料金の金額次第で予算にも影響が出てきます。

イベント什器をレンタルする際の一般的な流れ

イベント什器をレンタルする際には、主に次のような流れで行うのが一般的です。

什器の検討

まずは、イベントにどのような什器が必要なのか具体的に決める必要があります。用途を考慮しながら、サイズ・形・色などを中心に検討しましょう。希望する条件にぴったり合う什器がない可能性もあるため、優先順位なども決めておくのがおすすめです。

予算についても確認しておきましょう。予算が決まっていれば、レンタル会社も選択しやすくなります。

レンタル会社の選択・問い合わせ

レンタル会社のホームページやカタログなどには、レンタル可能な什器が掲載されています。それを見て、必要な什器があるかどうか探してみましょう。サイズや形状が検討したものと合うかどうかと、価格が予算内に収まりそうかどうかも確認します。

条件に合う什器が見つかれば、レンタル会社に問い合わせてみましょう。ホームページやカタログだけではわからないことなども尋ねられます。

見積もりと契約

問い合わせをしたレンタル会社から見積もりを受け取ります。見積もりには、レンタル料金のほかに、運送費やセッティング費用など、細かな内訳も記載されているため、確認しておきましょう。

また、見積もりは複数社とっておくのが望ましいです。複数社を比較すれば、サービスに見合った見積もりを出してくれたところを選べます。

見積内容でわからないことがあれば、質問して解決しておきましょう。問題がなければ、契約手続きを行い、入金します。

レンタル什器の搬入と搬出

イベント開催前の指定した日に、レンタル什器の搬入が行われます。会場へ搬入するだけでなく、組み立てやセッティングを行ってくれるレンタル業者も多いです。

そして、無事にイベントを開催して終えたら、什器を返却します。このとき、搬出作業も業者が行ってくれる場合は、利用者が自分で運ぶ必要はありません。

予定していた日時に搬出作業が行えず、返却が遅れてしまうと追加料金がかかるため注意しましょう。

まとめ

イベント出店の際は、レンタルで対応するのがおすすめです。イベント出店を考えているのなら、HIRAKEL(ヒラケル)を検討してみてください。

HIRAKELでは、シンプルで機能性に優れたデザインのコンテナ型店舗や簡単にオシャレなマルシェブースを設営できるHIRAKELマルシェ等のレンタルプランを提供しています。日額19,800円~からご利用できるため、コストを抑えたい方にもおすすめです。

イベント出店を検討しているのであれば、ぜひHIRAKELにご相談ください。

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