マルシェのディスプレイをおしゃれにする6つのコツとグッズをご紹介

おしゃれに飾ったマルシェディスプレイは、お客様の注目を集め、売上にも好影響を与えます。しかし、いざ出店準備をしようと思っても「何をどう配置すればいいのか」「最低限どんなものが必要なのか」と悩む方もいるのではないでしょうか。

今回は、初心者でも実践できる、マルシェをおしゃれにディスプレイするコツや、当日までに準備しておきたい基本グッズをご紹介します。

マルシェのディスプレイをおしゃれに見せる6つのコツ

マルシェを成功に導くには、商品の魅力を引き立てるディスプレイが欠かせません。おしゃれで目を引くブースを作るための6つのコツを紹介します。

  • 遠くからでも惹かれるおしゃれなアイキャッチを作る
  • ディスプレイに高さを出す
  • 雰囲気を統一した什器を使う
  • ライトで商品を輝かせる
  • 左右の法則・上下の法則を活用する
  • 声をかけたくなる雰囲気づくりを心がける

思わず立ち寄りたくなる空間が、お客様の関心を引き寄せます。

遠くからでも惹かれるおしゃれなアイキャッチを作る

マルシェは似たような大きさの店舗が複数立ち並ぶため、印象的な「アイキャッチ」を設置しましょう。おしゃれで洗練されたアイキャッチは、ブランドの世界観を瞬時に伝える重要な役割を果たします。アイキャッチは、以下のものがあげられます。

  • ブランドロゴを刺繍したタペストリー
  • ブランドイメージのポスター
  • ブランドロゴ入りのフラッグ
  • 遠くからでもわかる大きめの作品
  • 世界観を演出する巨大なモチーフ

ポイントは、遠くからでも目に留まるデザインや大きさを意識し、取り扱っている商品やブランドのイメージに合うアイキャッチを作ることです。

可愛い商品や子ども向けの商品が多い場合は、やわらかい印象や可愛らしいイメージのあるアイキャッチを選びます。アウトドアやグルメ系などの商品には、エネルギッシュなイメージが伝わるアイキャッチを用意しましょう。

ディスプレイに高さを出す

お客様に遠目からでも興味を持たせるためには、ディスプレイを立体的に見せることも重要です。

高さに変化をつけて視線の流れを作り、自然とブース全体を見てもらいやすくなります。さらに、平面的な陳列と比べて商品点数が多く見え、選ぶ楽しさも演出できます。

  • コルクボードに商品を貼り付ける
  • 木箱やアクリルスタンドなど高さの異なる台座を使用する
  • 背面パネルに商品やPOPを貼り付ける
  • 天井からぶら下げる

ピアスやキーホルダーなどの小物はパッケージも小さいため、机の上に並べると商品が見えづらくなります。商品はコルクボードに貼り付けて、スタンドに立て掛けましょう。

コルクボードなどに商品を貼り付けるときは、パッケージを傷付けないマスキングテープを使用するほか、最初から陳列用の穴をあけておいてピンで留める方法もあります。

雰囲気を統一した什器を使う

什器選びはブース全体の印象を大きく左右します。おしゃれなブースの秘訣は、什器の統一感にあります。

マルシェ主催者が禁止していなければ、専用の展示台を用意する必要はありません。商品のテイストに合わせた身の回りのアイテムを工夫して使うと、個性的で記憶に残るブースが作れます。

  • ファッションアイテムやトラベルグッズ
  • ハンドメイド作品や自然派食品
  • 雑貨や小物
  • アクセサリー

什器を選ぶ際に大切なのは「統一感」です。異なる形や大きさの什器を使う場合も、素材や色をそろえると、調和のとれた印象になります。すべて木製のものを選んだり、同系色でまとめたりする工夫が効果的です。

ライトで商品を輝かせる

商品を魅力的に見せるためには、照明も欠かせません。プロのショップディスプレイでも照明は重要な要素で、適切な光の使い方で商品をよりおしゃれに見せられます。お店が暗いと全体のイメージや商品の色味にも影響するため、自力で明るさを調整できるアイテムを持ち込みましょう。

照明は単に明るくするだけでなく、影を作ることでも商品の立体感や質感を強調できます。斜め上から光を当てる、複数方向から光を当てるなど、工夫次第で商品の見え方は大きく変わります。事前に自宅で照明の角度や距離を試してみると、当日のディスプレイがスムーズです。

左右の法則・上下の法則を活用する

効果的な商品陳列には、人間の視線の動きを理解することが大切です。日本人の約90%は右利きのため、特に売りたい商品は右側に配置すると手に取りやすくなります。

また、最も注目してほしい商品は「黄金の高さ」(床から約75〜135cm)に置くと自然と視線が集まります。3段ラックなら中段に主力商品、小さな商品は手前に、大きな商品は奥や上に配置するなど、視線の流れを意識した「Z型」の陳列も効果的です。

声をかけたくなる雰囲気づくりを心がける

お客様が気軽に声をかけられる雰囲気づくりは、マルシェ出店の成功に欠かせません。笑顔で立ち姿勢を保ち、スマホを見続けるなど無関心な印象を与えないようにしましょう。

また、適度な距離感を保ちながら、商品への質問に答えられる状態を維持すると、興味を持ったお客様との自然な会話が生まれます。

マルシェ出店時に準備しておきたい基本セット

おしゃれなマルシェブースを作るためには、ディスプレイだけでなく、細部にまでこだわったアイテム選びが重要です。ディスプレイ以外にも、マルシェ出店時に準備しておきたいグッズが8つあります。

  • ショップカードや名刺
  • 商品を持ち帰るためのショッパー
  • キャッシュレス決済端末
  • おつりで渡すための現金
  • 天候対策グッズ
  • クリアファイルや商品カタログ
  • スタンドサイン(自立型看板)
  • 衛生対策グッズ

これらのアイテムを統一感のあるデザインでそろえると、おしゃれで洗練された印象を与えられます。

ショップカードや名刺

お客様に自由に持ち帰ってもらえるように、ショップカードや名刺は多めに用意しましょう。お買い上げいただいた商品と一緒に渡すと、InstagramやTikTokなどでの拡散も期待できます。

ショップカードには、InstagramのQRコード、LINE公式アカウント、オンラインショップなど複数のアクセス方法を掲載しましょう。お客様がスマホでスキャンするだけでフォローや友だち追加が簡単にでき、リピート購入につながります。

商品を持ち帰るためのショッパー

お客様が商品を持ち帰るためのショッパーも、重要な販促アイテムのひとつです。お店のロゴやSNSアカウントなどが記載された紙袋やビニール袋を用意すると、帰宅後もお店の名前を思い出してもらえます。

近年は小ロットからでもオリジナルデザインの紙袋やビニール袋を作成してくれる印刷会社が増えつつあるため、予算に合わせて活用するとよいでしょう。

また、紙袋の場合、自作の消しゴムはんこを既製品の袋に押すだけでオリジナルアイテムを用意できます。袋の口を留めるテープも、ショップの雰囲気にあったものを選ぶとおしゃれです。

キャッシュレス決済端末

マルシェでは現金を持ち歩かないお客様も増えているため、キャッシュレス決済ができるよう決済端末を準備しましょう。クレジットカードや電子マネーを読み取るための機械として、タッチ式・IC対応・QRコード読み取り式などがあります。

SquareやAirペイなどのサービスでは、PayPay・楽天ペイなど主要QRコード決済にも対応可能です。決済端末の準備と合わせて、対応決済方法を示すPOPやQRコードの設置も必須です。

おつりで渡すための現金

キャッシュレス決済方法を導入しても、現金での支払いにも備えておきましょう。会場では基本的に両替できないため、十分なおつりを用意しておく必要があります。

おつりは、商品の価格帯を参考に小銭やお札の必要数を考えます。おつりの出しやすさを優先して、商品の価格自体を見直す方法もおすすめです。例えば、最安値を100円単位や50円単位に設定すれば、5円玉や1円玉を用意せずに済みます。

天候対策グッズ

屋外マルシェでは、天候の変化に対応できる準備が不可欠です。突然の雨に備えて、商品を素早く覆える防水シートやビニールカバーを用意しましょう。特に紙製品や布製品などの水に弱い商品を扱う場合は必須アイテムです。

強風対策として、商品やPOPが飛ばされないようにするクリップやウェイト(重し)も重要です。また、夏場は日よけパラソルやサンシェードで商品の色あせを防ぎ、季節に応じて冷却材や扇風機、カイロなどの温度調節グッズも役立ちます。天気予報をこまめにチェックし、万全の準備で臨みましょう。

クリアファイルや商品カタログ

マルシェでは持参できる商品数に限りがありますが、クリアファイルや商品カタログを用意すると、実質的な品ぞろえを増やせます。

特に「この柄で別の色が欲しい」「サイズが合わない」といった理由で購入を諦めかけたお客様も、別日のオーダーやオンラインショップでの購入につなげられます。

商品カタログには価格や納期、素材なども明記しておくと、その場で具体的な注文相談もスムーズに進められます。スマホでの画像表示より大きく見やすい実物のカタログは、特に年配のお客様にも好評です。

スタンドサイン(自立型看板)

マルシェでお客様を引き寄せるには、目を引く看板が不可欠です。看板はブランドの顔となり、お店を知ってもらうきっかけとなります。A型看板は遠くからも見やすく、イーゼルとコルクボードは持ち運びとアレンジが簡単です。

小さなフォトフレームはレジまわりにも飾りやすく、アルファベットオブジェはおしゃれな印象に仕上がります。情報は店名を中心に、商品説明やSNSのQRコードも添えるとリピート購入につながります。

衛生対策グッズ

マルシェでの出店では、お客様に安心して商品を手に取ってもらえるよう、適切な衛生対策が大切です。手指消毒用のアルコールジェルやウェットティッシュをお客様用と販売者用の両方準備し、目立つ場所に設置しましょう。

現金やカードの受け渡しには専用トレイを使用することで、お客様の安心感を高め、プロフェッショナルな印象を与えられます。

簡単におしゃれなブースを作りたいなら、HIRAKELマルシェ

マルシェ出店は、テナントを借りるよりもコストを抑えやすく、自分のペースで運用できるのが魅力です。出店頻度を調整すれば、副業としての活用や実店舗との併用も無理なく行えます。

おしゃれで使いやすいブースをお探しなら「HIRAKELマルシェ」も選択肢の一つです。

HIRAKELマルシェは、1泊2日の日額レンタルからお得な月額レンタルまで幅広く対応している、マルシェ用ブースの貸出サービスです。レンタル以外に販売もしているので、頻繁に出店される方には購入がお得な場合もあります。幅広い商品と相性の良いナチュラルテイストなデザインは、設置も簡単なので初めてマルシェ出店する方にも最適です。

スタンドボードやフックボードがレンタルに含まれているため、魅力的な売り場演出も簡単にできます。

まとめ

マルシェ出店では、お客様の目にとまるディスプレイづくりが大切です。アイキャッチになるアイテムや高さを活かした陳列など、少しの工夫で印象は大きく変わります。

HIRAKELマルシェ」では、1日単位のご利用から長期イベントの出店まで幅広く対応しています。出店ブースはレンタルに加え、販売もしているため、目的に合わせて柔軟にご利用いただけます。

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