コンテナハウスを防音室にする2つの方法|費用相場も紹介!

コンテナハウスの防音室を入手すれば、家族や近所の目を気にせず、いつでも好きなときに楽器演奏や映画鑑賞が楽しめます。しかし、「コンテナハウスの防音室はどのようにして手に入れられるのか」「費用は高いのではないか」など、気になる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、コンテナハウスを防音室にする方法や費用相場をご紹介します。防音室の導入に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

コンテナハウスの防音室を入手する方法は2つ

コンテナハウスの防音室を入手するには「防音施工がされたコンテナハウスを購入する」「一般的なコンテナハウスを購入して防音仕様にする」の2種類の方法があります。ここでは、それぞれのメリットについて解説します。

あらかじめ防音施工がされたコンテナハウスを購入する

カラオケ用やピアノレッスン用として、防音施工がされたコンテナハウスを購入する方法があります。防音施工には、壁に遮音材や吸音材を貼ったり、防音ドアを取り付けたりなど、手間とコストがかかります。そのうえ、きちんと防音効果を得るには専門的な知識や技術も必要です。

この方法であれば、自分で防音施工する手間が省けるようになり、防音効果の高い防音室を入手できます

購入したコンテナハウスを独自で防音仕様にする

建築用のコンテナハウスを購入して、自ら防音施工をして防音室を作る方法があります。それなりの手間や労力、コストはかかりますが、防音レベルや音響効果を自分好みにカスタマイズできる点は魅力といえるでしょう。

自分で防音施工する場合は、防音の仕組みについて知っておくことが大切です。防音施工で重要となるポイントは、「吸音」「遮音」「防振」の3つです。吸音材によって音を吸収して跳ね返りを防ぎ、遮音材によって外部に音が漏れないようにします。大きな音は空気が振動するため、振動を防ぐ防振材も重要です。

これらの防音施工は、「床」「壁」「天井」「窓」「ドア」に行います。

コンテナハウスの防音にかかる費用

あらかじめ防音施工されたコンテナであれば、本体価格が200万円〜400万円程度(内装工事込み)で販売されています。そこに運送費用(5万〜15万円程度)や電気工事費用(10万~15万円程度)などが加算されます。

DIYでコンテナハウスを防音仕様にする場合は、コンテナ本体が安くて約100万円前後、プラスで防音施工費用がかかります。防音レベルをどこまで追求するかによって費用帯が大幅に変動しますが、吸音材や遮音材を貼る程度であれば、防音施工費用をある程度抑えられることは可能です。

また、外装工事や内装工事の内容によっても合計金額は大幅に変わります。

コンテナハウスで防音室を作るメリット

コスト面を考慮すると、コンテナハウスで防音室を作るか、自宅の一室を防音リフォームするか悩む方も多いでしょう。しかし、存分に音楽を楽しみたい場合は、コンテナハウスの防音室がおすすめです。ここでは、コンテナハウスで防音室を作るメリットを4つご紹介します。

音や振動が自宅(プライベートの空間)に伝わらない

自宅の一室に防音室を設けると、多少なりとも音や振動がほかの部屋に伝わる場合があります。一方でコンテナハウスを防音室にすると、コンテナハウスと自宅は切り離して設置されるため、音や振動が生活空間に伝わりにくくなります。

また防音効果が高ければ夜間の楽器演奏も可能となり、家族や近所に迷惑をかけずに、思う存分楽器の演奏や音楽鑑賞が楽しめるでしょう。

木造住宅よりも防音効果が高い

コンテナハウスは重量鉄骨で出来ているため、木造住宅よりも防音効果があります。グランドピアノやドラムなどの大きな音が出る楽器を演奏するのであれば、木造住宅を防音仕様にリフォームするよりも、コンテナハウスを防音仕様にしたほうが良い場合があります。

ただし、プレハブ系のコンテナハウスは軽量鉄骨で出来ており、壁が薄く防音効果はそれほど高くない点には注意が必要です。

楽器演奏者はスタジオの料金や行く手間がかからない

バンドを組んでいる方やドラムを演奏する方の場合、練習のたびにスタジオに入るケースもあるでしょう。スタジオに行くのは手間もかかりますし、スタジオを借りるのに予約や利用料金も必要になります。

しかし、自宅に防音室があればスタジオに行かなくて済み、好きなときに音が出せます。広めの防音室であれば、バンドメンバーを招待して一緒に演奏することも可能です。

自宅の一室に防音室を作るよりも広い空間を作りやすい

自宅の一室を防音室にすると、壁に厚い吸音材や遮音材を貼ることとなり、元の部屋よりも狭くなります。また、部屋の広さは変えられないため、十分に機材が置けない、狭いといった問題が生じる場合があります。

コンテナハウスの大きさは、20フィートで7.7畳、40フィートで16.2畳と、それなりの広さが確保できる点がメリットです。またコンテナを2個つなげて横に連結したり、縦につなげて2階建てにもできたりと、後から増設も可能です。

コンテナハウスで防音室を作る際の注意点

コンテナハウスを防音室にするのは多くのメリットがある反面、注意したい点もいくつかあります。以下の3つの注意点を押さえておきましょう。

初期費用が発生する

コンテナハウスで防音室を作るには、初期費用がかかります。毎回のスタジオ料金を抑える目的でコンテナハウスの防音室を設置するのは、あまり得策とはいえません。

しかし、機材が整っているスタジオや、レンタルスペースも使用頻度によっては高コストといえるでしょう。生涯の趣味や夢のためにコンテナハウスを設置するのであれば、前向きに検討しても良いかもしれません。ただし、一人で練習するような楽器の演奏である場合は、簡易的な防音室をレンタルした方がコスト面では抑えられるでしょう

コンテナハウスを置くための土地が必要になる

コンテナハウスを設置するには、コンテナのサイズ以上の広い土地が必要です。20フィートのコンテナハウスは4.29坪、40フィートは8.9坪以上の土地を所有していなければ、コンテナハウスで防音室は実現できません。

固定資産税がかかる

内装が施されたコンテナハウスは住居(建築物)とみなされ、固定資産税がかかります。固定資産税の納税額は、「固定資産課税台帳に記載された固定資産の評価額×1.4%」で算出されます。仮にコンテナハウスの固定資産の評価額が100万円だった場合、納税額は1万4,000円です。

コンテナハウスをすぐに移動できる状態にしたり、壁の一部を開放したりすれば固定資産税の課税対象にならない場合もありますが、それでは防音効果を失ってしまいます。

コンテナハウスを防音室として使うならHIRAKELがおすすめ!

コンテナハウスでおしゃれな防音室を作る場合は、HIRAKELオーダーのコンテナハウスがおすすめです。従来のコンテナハウスよりもデザイン性が高く、建築確認申請も不要であるため、すぐにご利用できます。

コンテナハウス購入後は自由に防音施工ができるため、自分の好みに合った防音室が作れます。自宅用に防音室の設置を考えている方は、ぜひご検討ください。

まとめ

コンテナハウスを防音施工すれば、いつでも好きなときに大音量で楽器演奏や映画鑑賞などが楽しめます。ただし、多くのコストがかかり、コンテナを置く土地が必要であるため、導入は慎重に検討しましょう。

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