コンテナハウスでカフェ開業!開業にかかる費用の目安とは?

おしゃれなカフェを手軽に開業できる方法として、近年はコンテナハウスが注目を集めています。ビルなどのテナントを借りたり建物を建てたりする方法と比べると、開業までの準備期間が短縮しやすいうえ、初期費用を抑えられるメリットがあるためです。

では実際、どのような費用がどれくらいかかるのでしょうか。ここでは、コンテナハウスでのカフェ開業を検討している方へ、主な費用項目と相場を紹介します。

【コンテナハウス】カフェ開業にかかる費用

コンテナハウスは、貨物の運搬に使用される海上コンテナを改造して居住や利用できるようにしたものです。個性的な外観は小型の店舗経営に向いており、表面をペイントするだけでクールな印象から可愛らしいものまで、お店の雰囲気に合ったデザインが楽しめます。

コンテナハウス店舗の特徴については以下の記事でも詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

そんなコンテナハウスでカフェを開業する場合は、以下のとおり3種類の初期費用が必要です。

・コンテナハウスの購入費用

・カフェの内装工事費用

・カフェの備品・設備費用

ここからは、各費用について詳しく解説していきます。

コンテナハウスの購入費用

住居や店舗用に使用するコンテナハウスは、中古品を購入して内装などを改造する方法が一般的です。よって購入費用の予算も、中古品の価格帯で考えることとなります。

コンテナハウスを購入するときは、サイズごとの費用相場を目安にしましょう。各サイズの費用相場は、以下のとおりです。

サイズ費用相場
12フィート50万円〜
20フィート60万円〜
40フィート90万円〜

上記は、あくまでコンテナハウスのみの価格です。実際に購入するときは別途コンテナハウスの輸送費用が発生します。

カフェの内装工事費用

コンテナハウスでカフェ開業するメリットのひとつが、独自の雰囲気を演出できることです。オーナーにとって内装工事はこだわりたいポイントのひとつでしょう。

内装工事費は工賃のほかに設計費や材料費なども含まれるため、内装会社やデザインによって大きく変動します。すべてを業者に委託するほか、可能な範囲でDIYを取り入れる方法もあります。

業者に内装工事を依頼した場合と、DIYした場合の費用相場は、以下のとおりです。

依頼する範囲費用相場(坪単価)
業者に委託した場合50万円~
DIYした場合15万円~

内装工事は床面積など施工範囲によっても異なるため、予算を少しでも抑えたいのであれば、可能な範囲でDIYを取り入れてみましょう。

カフェの備品・設備費用

カフェを開業するにあたり、以下のようにさまざまな設備を購入・設置する必要があります。

・食器・カトラリーなどの備品

・食洗器・換気扇などの厨房機器

・空調設備

・家具・小物などのインテリア

どのようなカフェにするか、提供するメニューや座席数、選ぶアイテムのグレードによって具体的な費用は大きく変動します。

たとえば食器類は量産品を使用すれば安価で済みますが、高級品で揃えれば費用は高くなります。使い捨ての容器を導入するのであれば、継続的なコストも視野に入れなくてはなりません。

コーヒーを提供する場合、エスプレッソマシンなど専用機器を導入する費用も必要です。一例として、エスプレッソマシン1台の費用相場は10〜20万円程度を見ておきましょう。 新品にこだわらないのであれば、食器やカトラリー、厨房機器や家具類は中古品を探すのも手段のひとつです。運が良ければ、ほぼ新品状態のものを安価で入手することができます。

【コンテナハウスのカフェ開業】運転資金も忘れずに準備する

コンテナハウスでカフェを開業する場合、前述した店舗の開業費用だけでなく、運転資金も必要です。

事業が軌道に乗るまでは、材料や備品の購入費、従業員の給料などを、当面は運転資金で乗り切らなければならない可能性も考えられます。問題なく経営できるよう、必ず運転資金を用意しておきましょう。 運転資金の目安は、想定する売上の6〜12ヶ月分です。多くを内装費に充ててしまい、運転資金が大幅に減ってしまった、という事態を避けるために、運転資金は内装などの初期費用と分けておくことをおすすめします。

【その他】コンテナハウスでのカフェ開業にかかる諸費用

コンテナハウスでのカフェ開業を軌道に乗せるためには、その他の諸費用も忘れずに用意しておくことが大切です。効果的な施策を思いついても実行するだけの資金がなければ、現実には集客につながらないでしょう。

最後に、前述した初期費用や運転資金に加えて、コンテナハウスでのカフェ開業で必要な諸費用を2種類紹介します。

広告宣伝費

可能な限り用意しておきたい諸費用のひとつが、広告宣伝費です。見落とすことが多いうえ、重要視されにくい項目ですが、集客のために欠かせない費用といえます。

開業当初は、知り合いによる来店や物珍しさである程度の集客を見込めます。しかし目新しさを感じられなくなれば来客数は減ってしまうため、新たなお客様を呼び込む工夫が必要です。

集客効果を長続きさせるためには、宣伝が必要不可欠です。オープン初日から多くのお客様に来店してもらえるよう、開業前から宣伝しましょう。

広告宣伝費の目安は、売上の5~10%程度が目安です。開業後に落ち着いてから宣伝する方法もありますが、開業前からオープン日や店舗の存在を知ってもらえるよう、宣伝に力を入れましょう。

各種申請費用

もうひとつ、開業資金のほかに忘れてはならないのが、各種申請費用です。

カフェなどの飲食店を経営する場合、開業前にさまざまな許可を取得する必要があります。事業内容(アルコール提供の有無など)によって必要な許可は異なるため、事前に行政へ確認しておくと安心です。

カフェ経営で必要となる許可を得るためには、申請費用も発生します。ここでは主な申請費用を紹介します。

手数料の種類費用
飲食店営業の申請手数料飲食店営業許可:15,000円~19,000円程度 喫茶店営業許可:10,000円~11,000円程度
菓子製造業の申請手数料16,000円程度
食品衛生責任者の取得費用(受講料)10,000円程度
防火管理者の取得費用(受講料)6,500円~7,500円程度

申請方法や費用は、自治体ごとに異なる場合があります。

各種申請方法や費用については、以下の記事でも詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

また、一定の要件を満たしていれば、カフェ開業にあたって各自治体が独自に行っている助成金・補助金を活用することもできます。開業資金やその他諸費用を少しでも安く抑えたいなら、助成金・補助金の申請も行ってはいかがでしょうか。

まとめ

コンテナハウスは、大きく手を加えなくてもおしゃれで個性的なカフェを開業できるメリットがあります。テナントを借りたり店舗を建設したりする方法と比べると、物件にかける費用を節約できる分、運転資金や宣伝費など別の部分にお金をかけることができます。

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