キッチンカーにおすすめの出店場所! 探し方や注意点も併せて紹介

テナントを借りるよりも安い費用で飲食店を経営できる方法として、キッチンカーが注目されています。キッチンカーは自由に場所を移動できるため、移転やイベント出店でも変わらない味を提供できるのが魅力です。

ただし、営業場所を選べるからこそ、売上は「どこで出店するか」に大きく左右されます。ここではキッチンカーにおすすめの出店場所と、営業時の注意点を解説します。

キッチンカーにおすすめの出店場所11選

キッチンカーの売上は、出店場所に左右されます。代表的な出店場所として挙げられるのが、下記の11か所です。

  • イベント会場
  • ショッピングモールなどの商業施設
  • アミューズメント施設
  • 観光地やテーマパーク
  • 道の駅やサービスエリア
  • 駅前の広場
  • 役所・役場前・公園などの公共施設
  • フェア会場
  • 大学・専門学校内
  • マンションや団地といった住居エリア内
  • オフィス街

ここからは、それぞれの特徴や、出店時にかかる費用の目安を紹介します。

おすすめの出店場所:①イベント会場

イベント会場は、スポーツやアウトドア、グルメなどのイベントが開催されている場所です。広い公園など屋外で開催されている場合もあれば、競技場や展示場など屋内が会場となっていることもあります。

出店料の相場定額制:3000円~数万円程度
歩合制:売上の15%~20%
出店するメリット・1日の売上が高くなりやすい
・イベント主催者に集客を任せられる
・数をこなせるためオペレーションスキルを磨ける
・他のキッチンカーオーナーと知り合える

集客力が高く、イベントの規模次第で1日数十万~数百万円の売上が見込めます。幅広い客層に対応するため、スタッフの育成や改善の機会にもなります。キッチンカーの他のオーナーとつながり、販売ノウハウやおすすめイベントの情報を共有できるのも利点です。

一方で、出店料は集客人数や主催者によって大きく変わります。大規模なイベントは、費用が高くなるため注意が必要です。開催は、土日祝やゴールデンウィークなど長期休暇期間の稼働となるため、平日の営業には別の出店先を検討しましょう。

おすすめの出店場所:②ショッピングモールなどの商業施設

ショッピングモールやスーパーなど、商業施設の空きスペースや入口付近に出店する方法です。施設によっては催事の一環として複数のキッチンカーを集めたり、週替わりで異なるキッチンカーを招いたりすることもあります。

出店料の相場平日:3,000円〜5,000円程度
土日祝日:5,000円〜10,000円程度
歩合制:売上の10%~15%
出店するメリット・平日も集客が見込める
・買い物客に購入してもらいやすい
・昼夕のピークを想定して準備できる
・落ち着いた環境で営業できる

商業施設はファミリー層が多く、クレープやたこ焼きなど、手軽に食べられる定番商品が人気です。安定した集客が見込めるため、土日祝にイベント出店している方の平日出店先としても適しています。

自ら積極的に集客しなくとも、商業施設を訪れた買い物客に購入してもらえるのがメリットです。昼夕にピークが訪れやすいため、日々のデータを参考に売れる量を想定して準備できます

ただし、イベント会場と比べるとのんびりとした営業になりやすく、短期間での売り上げ拡大やスキル向上はそれほど期待できません。売上を伸ばすには、長時間の営業が必要です。

おすすめの出店場所:③アミューズメント施設

アミューズメント施設の空きスペースや、入口付近で出店する方法です。ゲームセンター、ボーリング場、パチンコ店、プールなど施設ごとに客層が異なるため、メニューに合わせて出店場所を選べます。

出店料の相場定額制:1日3,000円〜5,000円
歩合制:売上の10%〜15%
出店するメリット・競合が少ない
・夕方以降の集客に期待できる
・施設のイベントに参加できる

イベントや商業施設などと比べると、アミューズメント施設は出店候補として挙がりにくい傾向です。しかし実は、穴場の出店スポットであり、競合が少ない環境で出店できるメリットがあります。

また、平日の昼は落ち着いていますが、夕方以降や土日祝は集客アップが期待できます。施設によっては「会員証提示で割引」「チケットで商品プレゼント」など、イベントに組み込んでもらえる点も魅力です。

おすすめの出店場所:④観光地やテーマパーク

観光地やテーマパークも、キッチンカー需要が期待できる場所です。観光地やテーマパークは土産物店や飲食店が多い一方で、食べ歩き用の出店や屋台が少ない場所もあります。手軽に食べられるメニューのニーズを満たし、競合が少ない場所を選べば売上が期待できます。

出店料の相場1日1,500円~5,000円程度
出店するメリット・幅広い層を集客できる
・人気スポットなら平日も売上が期待できる

観光地やテーマパークは、平日も一定の集客が期待できます。家族連れやカップル、友達グループなど幅広い層を集客できるため、さまざまなメニューを販売できます。人気スポットなら、平日も高い売上が見込める点もメリットです。

ただし、観光地やテーマパークは既存の店舗や園内施設が優先されるため、集客しにくい場所に配置される可能性もあります。人気スポットだからと多めの在庫を持ち込むのではなく、事前にほかのキッチンカーの実績を調べたうえで営業や持ち込む量を検討しましょう。

おすすめの出店場所:⑤道の駅やサービスエリア

道の駅や高速道路のサービスエリアなども、キッチンカーが出店できる場所です。サービスエリアは家族連れやカップルに加え、ドライバーや出張中のビジネス層など幅広い利用客が見込めます。なお、道の駅や高速道路のサービスエリアでは、空きスペースや駐車場での出店が基本です。 

出店料の相場1日5,000円程度
出店するメリット・幅広い層を集客できる
・土日祝の売上アップが期待できる

平日でも比較的集客しやすいのが、道の駅やサービスエリアの魅力です。利用客が多い土日祝は、売上アップも見込めます。

ただし、既存店と取り扱いメニューが似ている場合は、出店自体を断られる可能性もあります。事前に取り扱いメニューを調べ、差別化を図るのも大切です特に地方では高齢者利用が多いため、ターゲットに合ったメニューを検討しましょう。

おすすめの出店場所:⑥駅前の広場

駅前の広場では、ファミリーや学生、会社員など幅広い人が行き交います。そのため、時間帯によって販売メニューを変えれば、午前から午後まで売上が期待できます。例えば、昼間は子どもや学生向けにスイーツ、夕方以降はお惣菜を販売する方法です。

出店料の相場定額制:1日5,000円〜10,000円
歩合制:売上の10〜15%
定額+歩合制:1,000円〜3,000円
出店するメリット・集客の見込みが立てやすい
・属性に合ったメニューで高集客が見込める
・認知度を広げやすい

駅前広場は通勤・通学ラッシュで人通りが多いため、集客の見込みが立てやすく、予算や出店時間、営業人数の計画が立てやすい点がメリットです。曜日や時間帯ごとに客層が変わるため、ターゲットに合わせたメニューを出せば高い売上が期待できます。多くの人の目に触れることで、認知度拡大にも効果的です。

おすすめの出店場所:⑦役所・役場前・公園などの公共施設

役所・役場前・子育て支援センターでは、施設の利用者や職員が客層になります。公園は老若男女が利用するため、子ども向けメニューから、大人も一緒に楽しめる軽食までニーズがあるため、幅広いメニューの販売が可能です

出店料の相場定額制:3,000円〜10,000円
歩合制:10〜15%
出店するメリット・長期契約が可能
・客層が幅広く様々なメニューを売れる
・時間帯によるピークがある程度決まっている
・計画が立てやすい

施設管理者に直接申請する場合は、長期契約できる場合があります。もし契約できれば売上の安定化が可能です。営業ピークの傾向は役所・役場といった施設では平日、公園なら土日祝日が稼ぎどきです。ただし、公園は天候に左右されやすいため注意が必要です。

おすすめの出店場所:⑧フェア会場

客層はフェア会場の内容によって異なります。住宅展示場は家族連れ・夫婦が多く、携帯ショップなら老若男女、カーディーラーは男性が多い傾向です。

販売メニューは、出店先の企業が決めるのが一般的です。定番メニューの依頼や具体的なメニューもしくはジャンルを指定され、それに合ったメニューを販売します出店方法は、仲介業者やサービスを介するのが基本です。

出店料の相場歩合制:1日売上金額の10〜15%
※出店先の企業からの依頼は、出店料不要
出店するメリット・買取出店方式のため、売上が保証される
・食材の準備・人員配置がしやすい
・認知度拡大が狙える

あらかじめ提供する食事数を買い取るため、売上が保証される安心感や、食材の準備・人員配置がしやすい点がメリットです。出店先で客層の傾向が異なるため、複数の場所で出店すれば認知度の拡大が期待できます。

おすすめの出店場所:⑨大学・専門学校内

大学・専門学校内の客層は、基本的に学生です。ランチタイムに集客があるため、リーズナブルな軽食のニーズがあります。メニューは学校から指定されたり、依頼されたりする場合があるため注意が必要です。

一部の学校では学生の食費を補助しており、差額を学校が負担する場合もあります。差額は後日学校から支払われます。

出店料の相場歩合制:売上金額の10〜15%
定額制+歩合制:1,000円〜3,000円+5%〜10%
出店するメリット・人気メニューや販売数が予測しやすい

学生が基本的な顧客となるため、人気メニューや販売数が予測しやすいメリットがあります。人気メニューを揃えれば売上が期待でき、販売数が予測できればロスを減らせるため経営しやすい出店先といえます。

おすすめの出店場所:⑩マンションや団地といった住居エリア内

住居エリア内では地元住人の利用率が高く、幅広い世代からの集客が期待できます。地域のニーズ・客層のニーズに沿ったメニューを考えると、リピーターを獲得しやすくなります。

出店の際は、近隣住民に迷惑をかけないよう、騒音や臭いのマナーが必要です。また、集客が見込めない住宅地もあるため、事前のマーケティング調査も欠かせません。

出店料の相場定額制:5,000円〜10,000円
歩合制:売上金額の10〜15%
出店するメリット・地域密着型キッチンカー営業ができる
・ピーク時間が長くなりやすい
・単価が高くなりやすい

住人が主な顧客となるため、地域密着型のキッチンカー営業は惹かれやすく人気が期待できます。集客はランチタイム・夕食の時間帯で見込めるため、ピーク時間が長くなりやすいのもメリットです。家族単位で購入されることで、単価が上がる傾向にあります。

おすすめの出店場所:⑪オフィス街

オフィス街はOLやサラリーマンがメインターゲットです。休憩時間で食事時間が限られているため、手軽に食べられる料理が求められます。加えて、ランチは安く済ませたいと考える傾向にあり、リーズナブルさも必要です。健康志向のメニューもリピーター獲得が見込めます。

オフィス街はライバルが多く、差別化が重要です。リピーターの獲得を逃さないよう、季節メニューや定期的なメニュー変更も欠かせません。土日祝日は集客が難しいため、平日営業は別の場所を探しましょう。

出店料の相場歩合制:売上金額の10%〜15%
※社員証提示サービスを求められる場合あり
出店するメリット・ピークタイムを予想しやすい
・リピート獲得しやすい

ピークタイムを予想しやすい点は、経営する上で大きなメリットです。また、メニューの工夫次第でリピートを獲得しやすい点もオフィス街に出店する良さです。

キッチンカーの出店場所の探し方

キッチンカーで営業するためには、施設責任者やイベント主催者の許可が必要です。まずは出店したい場所を決め、責任者や主催者と交渉しましょう。

キッチンカーの出店場所を探す方法は、6つあります。

出店募集を施設のウェブページで探す

キッチンカーの出店に積極的な施設は、公式サイトに募集要項を掲載していることがあります。施設の公式サイトやイベント情報サイトなど、関連するウェブページを確認しましょう。

「出店者募集中」「キッチンカー募集」などの情報が掲載されていれば、高確率で出店交渉に応じてくれます。

SNSから出店募集を探す

施設やイベントのSNSも、出店募集を探すのに最適なプラットフォームです。出店者募集を掲載していることがあるため、こまめに出店したいエリアのイベント情報を探しましょう。毎年のように開催されているイベントの場合、早ければ1年前頃から次回出店募集の予定を掲載している場合もあります。

また、自らSNSアカウントで出店依頼を受け付けることもできます。SNSは、自分でお店の宣伝もしつつ出店先を探せるのがメリットです。

プロフィール欄や投稿欄に「出店先募集」「出店依頼はご連絡ください」など一文を掲載しておくと、出店を希望する施設やイベントから連絡がくることがあります。

マッチングサイトを利用する

キッチンカーなどの出店希望者と施設責任者、イベント主催者をマッチングしてくれる、専用サービスの利用もおすすめです。マッチングサイトに会員登録して、出店できるキッチンカーのメニューや強みなどをアピールすると、興味をもってくれた相手から依頼される仕組みです。

また、掲載されている施設やイベントの情報を参考に、出店希望者のほうから連絡することもできます。専用のマッチングサイトには出店を希望する施設やイベント情報のみが掲載されているため、断られる可能性が低く、効率的に探せます。

商工会議所・観光協会・公園管理事務所を活用する

商工会議所・観光協会・公園管理事務所は、地元の自治体と連携しています。そのため、開催されるイベントも把握しており、キッチンカーが出店できそうなイベントを紹介してもらえます。地元の食材を用いたメニューの販売を検討している方におすすめの方法です。

ただし、紹介してもらうには、基本的に会員登録が必要です。年会費がかかる場合もあるため、入会手続き前に確認しておきましょう。

キッチンカー営業の先輩・仲間に教えてもらう

キッチンカー営業の先輩や仲間がいれば、教えてもらうのも一つの方法です。経験が長いほど多くの場所で出店経験があり、出店場所の情報を豊富に持っています。

しかし、競合が増えるため、すぐに情報を共有してもらえるとは限りません。

普段から関係を築き、情報交換できる信頼関係を作る必要があります。キッチンカーをまだ始めていない方は、まずはコミュニティに参加して人脈を増やしましょう。

キッチンカー協会に入会する

キッチンカー協会に入会すると、自分では参加できないイベントや、個人では紹介されにくい案件を受けられるようになります。
ただし、一般社団法人がキッチンカー協会を立ち上げているため、地域によって存在しない場合や複数存在する場合があります。まずは地元に協会があるか確認しましょう。また、規約が細かい協会もあるため、入会申請前に必ず内容を確認しておく必要があります。

キッチンカーの出店場所を探す際の注意点

キッチンカーの出店場所を探す際、注意すべきことがあります。場合によっては警察や行政が絡むトラブルに発展するおそれもあるため、必ず基本ルールを守ったうえで出店しましょう。

道路の利用には警察の許可が必要

道路で出店したい場合は、事前に警察で「道路使用許可(3号)」の取得が必要です。申請は、下記の必要書類や費用を揃えたうえで管轄の警察署で手続きします。

  • 道路使用許可申請書
  • 使用したい場所が分かる地図
  • 保健所で取得した営業許可証など
  • 関連するイベントのチラシなど
  • 手数料

道路使用許可の取得に必要な手数料は、地域や目的ごとに異なります。2,000〜3,000円程度が相場です。

地域によってはキッチンカー出店にともなう道路使用許可の手続き実績が少なく、断られることもあります。イベント出店などをする際は、関連するチラシや企画書なども持参することをおすすめします。

公園の利用には行政の許可が必要

公園での出店も、行政の許可を取得しなくてはなりません。公園に出店する場合は自ら希望する公園の運営団体や自治体に申請するほか、行政の出店募集に応募する方法があります。

行政の出店募集を探すときは「キッチンカー 〇〇(地域名) 公園」などのキーワードでインターネット検索します。自治体の募集用ウェブページが見つかったら、募集要項をよく読んで応募期間内に手続きを済ませましょう。1年に1回しか募集しない自治体もあるので、こまめな情報収集が必要です。

キッチンカーは食品衛生対策や経営の安定性、使用する設備の点検履歴など、さまざまな視点から審査されます。応募時は車検など設備に関する書類が必要となる場合もあるため、期間に余裕をもって申請準備を進めましょう。

まとめ

キッチンカーは移動の自由さが魅力で、イベント会場や商業施設など幅広い場所で出店できます。ただし、場所によっては出店禁止や警察の許可が必要なケースもあるため、事前の確認が欠かせません。
また、「できるだけ初期費用を抑えて開業したい「より安定した営業スタイルを取り入れたい」と考える方には、キッチンカーに加えてコンテナ型店舗の選択肢もあります。移動販売の柔軟性を残しつつ、拠点を持つ安心感を両立できるのが魅力です。地域に根差したお店づくりを目指す方に、自然に馴染むスタイルといえるでしょう。

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