キッチンカーでかき氷販売|メリット・デメリットや開業準備を解説

かき氷のキッチンカーは、必要設備が少なくほかの移動販売よりも開業費用を抑えやすいビジネスです。初心者でも始めやすく、ポイントを押さえれば収益を伸ばしやすいのも特徴です。 

今回は、かき氷キッチンカーの特徴や注意点、対処法、開業に必要な資格・設備についてわかりやすく解説します。 

かき氷キッチンカーが始めやすい理由

かき氷はキッチンカー業態の中でも特に始めやすいといわれます。初期費用の低さや運営のしやすさなど、ビジネス面で多くのメリットがあるためです。ここでは、かき氷キッチンカーが始めやすい理由を詳しく紹介します。 

必要設備が少なく、初期費用を抑えて始められる

かき氷キッチンカーは、必要な設備が非常に少ないため初期費用を抑えて始められるのが大きな魅力です。 

基本的には、かき氷機・シロップ・氷があれば営業が可能で、火気を使用しないため調理設備も最小限で済みます。 

調理工程がシンプルな分、車内レイアウトの自由度も高く、限られたスペースでも運営しやすい点も特徴です。 

初期投資を抑えられるので初心者でも参入しやすい業態です。 

ロスが少なく運営リスクが小さい

かき氷は注文を受けてから作るため作り置きが不要で、仕込み作業もほとんどありません。さらに、使用する氷やシロップは日持ちするため、廃棄リスクが低い点も特徴です。 

そのため原材料ロスがほとんど発生せず、在庫管理もしやすくなります。 

売上に波がある日でも、食材ロスが出にくいのは、運営上の大きな安心材料です。 

原価が低くて利益を出しやすい

かき氷は原価率が約12%と低く、利益を確保しやすいメニューです。 

1杯あたりの原価は、ブロックアイス約35〜45円、シロップ約20~40円、容器約10~30円、スプーン約5~6円と非常にリーズナブルです。 

さらにブロックアイスは数日間保存できるため、フードロスにかかるコストを最小限に抑えられる点も大きなメリットです。子どもから大人まで幅広い世代に人気があり、集客力も高いメニューとして重宝されています。 

また、かき氷は「キッチンカーで儲かるメニュー」としても注目されています。詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。 

かき氷キッチンカーの気をつけたいポイント

かき氷キッチンカーは始めやすい一方で、運営には気をつけたいポイントもあります。ここでは、かき氷販売ならではのデメリットと、その対策について分かりやすく解説します。 

気候によって売上が左右される

かき氷は暑い季節に需要が集中するため、売上は気候に大きく左右されます。実際にしっかり売れる期間は、広く見ても4月〜10月の7ヶ月ほどで、オフシーズンは売上が落ち込みやすい点がデメリットです。 

対策としては、冬場にたこ焼き・唐揚げ・クレープなど年間を通して売れるメニューへ切り替える、あるいは夏季限定営業にしてオフシーズンは別の収入源を確保するなどの方法があります。 

また、週末起業として本業と併用しながら季節限定で営業する人も増えています。気候に合わせて販売数量を調整し、フードロスを最小限に抑える工夫も大切です。 

他店との差別化が難しい

かき氷のキッチンカーは参入しやすい分、他店との差別化が難しい点が課題です。競合が多いエリアでは売上が分散し、利益が伸びにくくなる可能性もあります。また、アイスクリームやソフトクリーム、フローズンドリンクなど冷たいデザート全般が競合となるため、かき氷だけでは埋もれてしまう可能性もあります。 

対策として、他店にない独自性を取り入れる方法をとりましょう。地元の果物を使った自家製シロップや、珍しいフレーバーを用いたメニューを作る、季節限定商品を開発するなど、差別化できる要素を増やす工夫が効果的です。さらに、SNS映えする盛り付けを意識すると集客アップにもつながります。 

家庭用の氷は使用できないルールがある

かき氷キッチンカーでは、家庭用の氷を使用できません。これは保健所が定める衛生基準に基づくもので、家庭用の氷は製造過程の衛生管理が不十分と判断されるためです。 

そのため、かき氷に使用する氷だけでなく、ソフトドリンクに入れる氷も含めて、市販のロックアイスや、製氷業者の氷の使用が必要です。 

仕入れた氷を使用し、適切な保冷管理を徹底することで、食中毒リスクを防ぎ、安全に営業できます。衛生基準を守ることでトラブル防止にもつながります。 

かき氷キッチンカーを始めるための準備と手続き

かき氷キッチンカーは初心者でも始めやすい業態ですが、開業には必要な準備や手続きがあります。ここでは、かき氷販売をスタートするために押さえておきたいポイントを順番に紹介します。 

必要な資格と許可を取得する

かき氷キッチンカーを営業するには、まず「食品衛生責任者」の資格取得が必要です。これは各都道府県の食品衛生協会が実施する講習会を受講すると取得でき、全国どこでも通用します。 

さらに、出店地域を管轄する保健所で「飲食店営業許可」の取得も必須です。キッチンカーの設備基準は地域によって細部が異なるため、事前に保健所へ相談し、基準を確認しておくとスムーズです。営業許可を確実に取得するためには、車両の仕様・シンク数・給排水容量など、事前準備が欠かせません。 

キッチンカー本体を準備する

かき氷キッチンカーを始めるには、営業許可の基準を満たした車両を用意する必要があります。地域によって異なるものの、一般的には規定数のシンク設置や、十分な給排水タンクの容量が求められます。また、かき氷機を安定して置ける作業スペースや、動線を確保できるレイアウトも重要です。 

氷を削る機械や保冷機材を使用するためには、外部電源・発電機・バッテリーなどの電源確保も必要です。想定する営業スタイルに合わせて準備しておきましょう。 

キッチンカー営業に必要な道具・設備を整える

かき氷キッチンカーを営業するには、衛生管理と安定した提供のために必要な設備が必要です。 

代表的な設備は下記のとおりです。 

必要な設備 役割 
業務用かき氷機(手動/自動) かき氷を削るメイン機材 
冷凍ストッカー(冷蔵庫・冷凍庫) 氷や食材を適切に保存する 
シンク 衛生管理に必須(数は地域基準を要確認) 
給排水タンク 生活用水・排水を管理するために必要 
発電機 かき氷機やストッカーなどの電源を供給 

必要な設備は地域の基準により異なるため、事前確認がおすすめです。 

かき氷キッチンカー開業はポイントを押さえれば成功しやすい

かき氷は原価が低くロスも出にくいため、移動販売の中でも特に始めやすい業態です。客層の広さやアレンジのしやすさといった強みもあり、初心者でも挑戦しやすいメニューといえます。一方で、季節や天候に売上が左右されやすい、競合が多いなどの注意点もありますが、出店場所の選定や運営計画を事前に整えておけば、安定した経営を目指すのも可能です。 

開業にあたっては車両を使ったキッチンカーだけでなく、配置型で運用できるHIRAKELの「モバイルコンテナ」を活用する方法もあります。モバイルコンテナは車検や走行に関する制約がなく、イベント会場や敷地内出店など出店スタイルに応じて柔軟に活用できる点が特長です。 HIRAKELでは、モバイルコンテナを使った出店について、初めての方にもわかりやすく案内しています。 

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